潰瘍性大腸炎を対象にした大麻の臨床試験のうち、最も質の高い試験では、患者さんは体調がかなりよくなったと感じました。排便回数は1日約2.6回から1回に減り、生活の質(QOL)もはっきり向上しました。しかし、炎症を調べる血液検査と便検査の値には有意な変化がありませんでした。内視鏡カメラで見た腸の粘膜も、プラセボ群と比べて有意な違いはありませんでした。この記事では、関節リウマチと炎症性腸疾患で見られるこの「ずれ」を説明します。また、このずれがあるからこそ、普段の薬を決してやめてはいけない理由も説明します。
最初にお読みください。 この記事のどの内容も、次の薬を減らしたりやめたりすることを支持するものではありません。
- 免疫抑制薬(免疫の働きを抑える薬)
- 生物学的製剤(注射や点滴で投与する抗体医薬)
- 疾患修飾性抗リウマチ薬(関節リウマチで関節の破壊を遅らせる薬)
- メサラジン(潰瘍性大腸炎の標準的な抗炎症薬)
自己免疫疾患では、「体調がよいと感じること」と「実際に良くなっていること」は別物です。炎症は自覚がなくても損傷を引き起こし続けます。関節の骨が削られたり、腸が狭くなったり、手術が必要になったりします。症状が和らぐことは、寛解(病気そのものがコントロールされている状態)ではありません。この記事は一般的な情報であり、医療上の助言ではありません。タイでは大麻の花穂は規制ハーブであり、PT 33処方箋がある場合にのみ調剤されます。
1. 研究者が「大麻は免疫を鎮める」と期待した理由
体には独自のカンナビノイドの信号伝達ネットワークがあり、エンドカンナビノイドシステムと呼ばれます。その受容体の一つであるCB2は、主に免疫細胞にあります。研究者たちは、CB2に働きかけることで、さまざまな病気の炎症を抑えられるのではないかと提案してきました。
腸では、このシステムがいくつかの役割を担っています。腸が動く速さ、分泌する水分の量、感覚の敏感さに影響します。また、腸での免疫の信号伝達にも関わっています。
自己免疫疾患は、免疫システムが自分の体の組織を攻撃することで起こります。カンナビノイドは免疫の信号伝達に作用します。そのため、症状を隠すだけでなく病気そのものの進行を遅らせるかもしれない、と期待するのは自然なことでした。この考えはすでにヒトを対象とした臨床試験で検証されています。その内容を以下で説明します。
やること: 受容体の科学を根拠に「大麻がこの病気を治す」と言う人がいたら、炎症を実際に測定したヒトの臨床試験はどれかを尋ねてください。
2. 腸の実際の炎症を測る2つの検査
症状とは、痛み、下痢、だるさなど、自分で感じるものです。炎症とは、組織の中で実際に起きていることです。この2つは一致しないことがあります。そのため、腸の専門医(消化器内科医)は症状だけに頼らず、臨床検査で炎症を確認します。
- CRP(C反応性タンパク)は血液検査で測定します。炎症に反応して肝臓がつくるタンパクです。値が高ければ体のどこかに炎症があるとわかりますが、場所や原因はわかりません。
- 便中カルプロテクチンは便の検体で測定します。炎症を起こした腸の組織に集まる白血球が放出するタンパクです。そのため、値が高ければ腸そのものに炎症があることを示します。ただし、原因まではわかりません。
3つ目の確認方法が内視鏡検査です。医師が小さなカメラを腸に入れ、粘膜の炎症の程度を評価します。潰瘍性大腸炎でよく使われる評価尺度がMayo内視鏡スコアです。数値が低いほど、粘膜が健康であることを意味します。
やること: 炎症性腸疾患がある方は、専門医に最新のCRP、カルプロテクチン、内視鏡検査の結果を尋ねて書き留めてください。後で変化を判断するには、この基準となる数値が必要です。
3. 潰瘍性大腸炎:症状と炎症を切り分けた臨床試験
炎症性腸疾患(IBD)には、主に潰瘍性大腸炎とクローン病の2つがあります。潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に炎症が起こる病気です。2021年、イスラエルのNaftaliらの研究チームが、これまでで最も信頼性の高い対照試験を学術誌PLOS ONEに発表しました。
この試験には、軽症から中等症の潰瘍性大腸炎の患者32人(平均年齢30歳)が参加しました。患者は無作為に2群に分けられ、THCを多く含む大麻たばこか、プラセボのたばこを8週間使用しました。大麻たばこ1本には0.5 gの大麻が含まれ、THCは80 mgでした。
表には2つの用語が出てきます。Lichtiger指数は潰瘍性大腸炎の疾患活動性スコアで、主に症状をもとに算出します。数値が低いほど良い状態です。p値は、結果が偶然である可能性の大きさを示します。通常は0.05未満であれば、結果は偶然ではないとみなされます。
改善したもの:
| 評価項目 | 大麻群 | プラセボ群 |
|---|---|---|
| Lichtiger疾患活動性指数 | 10.9 → 5 (p < 0.001) | 11 → 8 (p = 0.37) |
| 生活の質スコア | 77 → 98 (p = 0.001) | 有意な変化なし |
| 1日の排便回数 | 2.6 → 1 (p < 0.001) | 2.6 → 2 (p = 0.168) |
改善しなかったもの:
- Mayo内視鏡スコアは、大麻群の中では2.13から1.25に下がりました(p = 0.015)。しかし、大麻群とプラセボ群の差は有意ではありませんでした(p = 0.374)。つまりこの試験では、大麻のほうがプラセボより腸の粘膜がよく治るとは示せませんでした。
- 血球数、CRP、便中カルプロテクチンは、どちらの群でも有意に変化しませんでした。
副作用は軽いものでした。35%がめまいを、29%が意識の混乱を報告しました。副作用を理由に試験をやめた人はいませんでした。
最も重要なのは、研究者自身の結論です。大麻は臨床的寛解と生活の質の向上をもたらしました。しかし、これらの効果は、炎症の客観的な指標の有意な改善とは結びついていませんでした。
この試験では、大麻は喫煙で摂取されました。この方法はまねしないでください。喫煙は肺に害を与えます。治療と並行して長く使うほど、その害は積み重なります。喫煙は推奨される摂取経路ではありません(摂取経路を参照)。
やること: 医師と大麻について話し合う場合は、喫煙以外の摂取経路について尋ねてください。受診の前に、上記の摂取経路の記事を読んでおきましょう。
4. クローン病:同じパターン
クローン病は、IBDのもう一つの主な病型です。同じNaftaliらのグループが、2021年にクローン病の試験をJournal of Crohn’s and Colitisに発表しました。患者56人が無作為に2群に分けられ、経口の大麻オイルかプラセボを8週間使用しました。オイルはCBDを多く含み、CBD 160 mg/ml、THC 40 mg/mlでした。
大麻群では疾患活動性が有意に改善しました。指標はCDAI(クローン病活動指数)で、主に症状から算出するスコアです。生活の質も改善しました。一方、内視鏡スコア、CRP、カルプロテクチンには有意な変化がありませんでした。研究者は、クローン病での大麻の使用は臨床試験の中だけに限るべきだと結論づけました。
同じグループはそれ以前に、患者21人を対象としたパイロット試験(小規模な予備試験)を行っています。結果は2013年にClinical Gastroenterology and Hepatologyに発表されました。この試験の患者は大麻を喫煙しました。臨床的な反応はプラセボより良好でしたが、寛解には有意な差がありませんでした。これほど小さな試験では、強い根拠にはなりません。
やること: クローン病の方は、症状のために何を試す場合でも、予定されている内視鏡検査、血液検査、便検査をスケジュール通りに受けてください。
5. 体調がよいと感じることと、実際に良くなることは違う
潰瘍性大腸炎やクローン病では、症状と炎症がどちらの方向にもずれることがあります。腸に炎症が残っていても、患者さんは元気に感じることがあります。自覚のない炎症でも、深刻な結果につながります。たとえば、狭窄(腸の一部が狭くなること)、瘻孔(腸から近くの臓器や皮膚へ異常なトンネルができること)、手術です。大腸炎では、長い目で見るとがんのリスクも高くなります。
このため、現在のIBD治療は粘膜治癒を目標にしています。粘膜治癒とは、腸の粘膜が治ったことを内視鏡で確認できた状態です。症状のコントロールだけが目標ではありません。
栽培者なら、根腐れで同じ問題を経験しているはずです。葉面散布をすると、しばらくは葉が青々と見えることがあります。しかし、誰かが実際に根を確認するまで、根は腐り続けます。
つまり、症状を和らげても炎症を減らさない治療は、炎症を減らす治療の代わりにはなりません。せいぜい、上乗せで併用できる程度です。それでも特有の危険があります。本来なら医師が本格的な治療を強化するきっかけになる警告サインを、覆い隠してしまうおそれがあるのです。
やること: 体調がよいときでも、予定されたすべての検査と内視鏡検査を受けてください。サインが覆い隠されるのは、まさに体調がよいと感じているときだからです。
6. アンケート調査や小規模研究の報告と、警告サイン
患者さんにとっての効果の報告は、多くがアンケート調査や小規模な後ろ向き研究から得られたものです。後ろ向き研究とは、過去の記録を振り返って調べる研究です。
- Lalら(European Journal of Gastroenterology & Hepatology、2011年)は、トロント(カナダ)の病院の外来でIBD患者を調査しました。大麻の使用は珍しくなく、主な目的は腹痛、下痢、食欲不振への対処でした。
- Naftaliらのグループ(Israel Medical Association Journal、2011年)は、クローン病患者30人の記録を調べました。疾患活動性スコアの低下と、ほかの薬の必要量の減少を報告しています。
- 前述の2013年のパイロット試験では、患者3人が長期のステロイドを必要としなくなったと報告されています。
この「薬が減った」という結果は、十分に慎重に受け止めてください。これらの減薬には対照がありませんでした。つまり、比較のためのグループがなかったということです。また非盲検でもあり、患者さんも医師も誰が大麻を使っているかを知っていました。さらに、対照試験では客観的指標の改善が見られなかった病気での話です。この条件がそろうと、病気が進行していても本人は元気に感じる、ということがまさに起こりやすくなります。
別の研究チームは、警告サインも見つけています。カナダ・カルガリーの研究グループであるStorrらが、IBD患者313人を調査しました(Inflammatory Bowel Diseases、2014年)。大麻は痛みと下痢を和らげました。しかし、クローン病患者の中には、IBDの症状のために6か月以上大麻を使っていた人たちがいました。このグループでは手術のオッズが高く、オッズ比は約5でした。簡単に言えば、手術を受けたことがあるオッズが約5倍高かったということです。
これは関連であり、因果関係の証明ではありません。病状が重い患者さんほど、単に大麻を多く使っているだけかもしれません。しかしこのパターンは、症状の緩和が悪化し続ける病気を隠していた場合に予想されるものと一致します。これが、指標を見守り続けるべき最も強い理由です。
やること: クローン病の症状のために6か月以上大麻を使っている方は、専門医に伝えてください。炎症の指標や内視鏡検査を受ける時期が来ていないか、尋ねましょう。
7. 関節リウマチ:2006年の小規模な試験1件
関節リウマチでは、免疫システムが関節の内側を覆う膜を攻撃します。中心となる研究は、英国の研究チームであるBlakeらが2006年にRheumatologyに発表したものです。2026年時点で、関節リウマチに特化した大麻由来医薬品の無作為化比較試験として見つけられたのは、この1件だけでした。この分野で語られる主張のほとんどは、この試験がもとになっています。
試験デザイン。 患者58人が参加し、31人が実薬、27人がプラセボを5週間使用しました。薬はナビキシモルスで、夜に口の中に噴霧するスプレーです。最終週には、患者さんは1日平均5.4回噴霧していました。
結果。 次の項目が有意に改善しました。
- 動かしたときの痛み
- 安静時の痛み
- 睡眠の質
- DAS28疾患活動性スコア
- Short-Form McGill Pain Questionnaire(標準的な痛みの質問票の簡易版)の痛みの項目
朝のこわばりは有意には改善しませんでしたが、もともと開始時点で軽いものでした。
安全性。 副作用のほとんどは軽度から中等度でした。実薬群では、副作用を理由に脱落した人はおらず、重い副作用もありませんでした。
研究者は、この効果には臨床的な意味があると判断し、より詳しい研究が必要だとしました。ここで2つの限界が重要です。第一に、58人・5週間の試験は予備的な試験です。研究者自身も、論文のタイトルにこの言葉を使っています。第二に、その後の20年間、そうした大規模な研究はほとんど行われていません。この分野では、有望な小規模試験の後に続く研究がないことがよくあります。多くの場合、その理由は続く研究が不要だったからではありません。
DAS28は、28か所の関節のうち押すと痛む関節と腫れている関節の数、炎症の血液検査(ESRまたはCRP)、患者さん自身による全体的な健康状態の評価を組み合わせたものです。そのため、完全に主観的な指標ではありません。ただし、X線などの画像で関節の損傷を測るものではありません。
試験で使われた製品はナビキシモルス(Sativex)です。タイの読者は、これが手に入ると考えないでください。また、標準化された医薬品スプレーの結果を、ほかの大麻製品に当てはめることはできません。
訳者注:自家栽培の花穂も、標準化された製品ではありません。THCとCBDの含有量は、株ごと、バッチごとに変わります。そのため試験での用量からは、自分で育てた花穂やオイルでどれだけの成分がとれるかは何もわかりません。
やること: 関節リウマチの方は、何かを追加する前に、リウマチ専門医にDAS28スコアを記録してもらってください。予定されている関節の画像検査もお願いし、後の変化を比較できるようにしておきましょう。
8. 変形性関節症は別の病気です
「関節炎 大麻」と検索する人の多くは、変形性関節症や一般的な関節の痛みのことを考えています。これは関節のすり減りや劣化であり、免疫が関節を攻撃する病気ではありません。上記の関節リウマチの結果は当てはまりません。
見つけられた中で最も質の高いCBDのプラセボ対照試験は、Velaらによるものです(Pain、2022年)。手の変形性関節症または乾癬性関節炎の人が、合成CBDを1日20〜30 mg、12週間服用しました。痛みは、プラセボと比べて有意には改善しませんでした。
やること: 研究を読む前に、自分が診断された関節炎の種類を確認してください。種類ごとに根拠が異なるからです。
9. 実験室での根拠と、ヒトでは失敗した薬
よく引用される実験室の研究には、2つの流れがあります。
- Malfaitら(PNAS、2000年)は、コラーゲン誘発関節炎のマウスを研究しました。これは関節リウマチの実験モデルです。マウスには症状が出た後で、注射または経口でCBDが投与されました。CBDは関節炎の悪化を止め、関節の損傷を減らしました。効果は釣鐘型の用量曲線を示し、中程度の用量のほうが低用量や高用量よりよく効きました。
- 体がTHCを分解すると、主にできる物質はTHC-11-oic acidです。この物質には、精神作用なしに抗炎症作用が見られました。その合成誘導体であるアジュレミック酸(ajulemic acid)は、ラットのアジュバント関節炎で関節の損傷を減らしました。アジュバント関節炎も実験的な関節炎モデルの一つです(Zurierら、Arthritis & Rheumatism、1998年)。
動物での結果は、患者さんでの結果より弱い根拠です。その理由は、この後の経過を見るとわかります。アジュレミック酸は、レナバサム(lenabasum)という名前で医薬品として開発されました。しかしその後、第3相試験で主要な目標を達成できませんでした。第3相試験とは、承認前の最終段階で行う大規模な試験です。対象は全身性強皮症(2020年)と皮膚筋炎(2021年)で、どちらも別の自己免疫疾患です。
関節の上の皮膚に大麻を塗ることを勧める人もいます。外用(トピカル)のカンナビノイドに何が期待でき、何が期待できないかは、皮膚に使う大麻の記事で説明しています。
やること: ウェブサイトがマウスやラットの研究を証拠として挙げていたら、その主張を信じる前に、ヒトでの第3相試験の結果を探してください。
10. 根拠をまとめると
炎症性腸疾患: 2つの小規模な対照試験で、8週間のあいだに症状と生活の質が改善しました。1件は潰瘍性大腸炎、もう1件はクローン病の試験です。客観的指標に対する抗炎症効果の根拠はありません。観察研究のデータでは、クローン病での長期使用が手術の増加と関連しています。これは、活動している病気が覆い隠されるという、すでに記録されているリスクと一致します。
関節リウマチ: 2006年の小規模な5週間の試験が1件あり、結果は肯定的でしたが、その後の研究はほとんどありません。変形性関節症: 見つけられたCBDのプラセボ対照試験では、否定的な結果が出ています。
どの病気にも共通すること: 大麻は、せいぜい上乗せの選択肢にとどまります。病気を管理している専門医と相談してください。効果は症状で判断し、病気をコントロールする治療と併用してください。決してその治療の代わりにしてはいけません。
消化器内科医やリウマチ専門医なら、妥当な立場がどういうものかわかるはずです。患者さんが症状のために大麻を試したいと言ったとき、答えは頭ごなしの拒否ではありません。答えは「はい、治療と併用しながら、指標の確認を続けましょう」です。その後は、病気がまだきちんと治療されているかを患者さんと医師に教えてくれるのは、指標だけになります。
やること: 症状のために大麻を試すと決めたら、始める前に専門医と経過観察の計画を決めてください。計画には、どの検査をいつ受けるかを書いておきます。
11. タイの状況(2026年10月)
訳者注:大麻の花穂は、保健省告示「規制ハーブ(大麻)」仏暦2568年に基づく規制ハーブです。この告示はタイ伝統医療保護法(仏暦2542年)に基づいて出され、2025年6月26日に施行されました。花穂はPT 33処方箋がある場合にのみ販売でき、処方は30日分までです。花穂の広告とオンライン販売は禁止されています。
訳者注:2026年には、仏暦2569年の2つの省令が続きました(概要)。大麻またはヘンプの抽出物に関する省令は、2026年4月26日に施行されました。規制ハーブに関する省令(第2号)は2026年4月30日に施行され、大麻の花穂のライセンス基準を厳しくしました。大麻管理法案(Cannabis Control Act)は、まだ法律になっていません。内閣は2026年9月22日に法案を承認し、下院に送りました。2024年までの経緯は、タイの大麻規制 2022〜2026年をご覧ください。
訳者注:生物学的製剤と免疫抑制薬には、それ自体に感染症のリスクがあります。これも、追加するものをすべて専門医に知らせるべき理由の一つです。PT 33処方箋をもらう場合は、使っている免疫抑制薬や生物学的製剤を処方医に伝えてください。そのうえで、処方箋のことを専門医に伝えてください。服用中の薬を書き出したリストがあると役に立ちます(大麻の薬物相互作用を参照)。また、IBDを診てもらっている病院に、CRP検査をどのくらいの間隔で繰り返すか、カルプロテクチン検査を受けられるかを尋ねてください。
やること: 大麻の花穂は、必ずPT 33処方箋を通してのみ入手してください。また、どちらの医師も、もう一方の医師が何を処方しているかを知っている状態にしてください。
12. これらの病気がある方のための手順
- 普段の薬を自分の判断で変えないでください。 これらの薬が炎症をコントロールしています。大麻にその効果があることは示されていません。
- 何かを追加する前に、基準となる数値を記録してください。 IBDなら、CRP、便中カルプロテクチン、最新の内視鏡検査の結果です。関節リウマチなら、DAS28と、関節の画像検査があればその結果です。基準となる数値がなければ、病気が変化したかどうかは誰にも判断できません。
- 少なくとも8週間、症状日記をつけてください(腸の試験と同じ期間です)。1日の排便回数や痛み、睡眠、めまいや意識の混乱などの副作用を書き留めます。これで、検査とは別に、症状がどう変わったかがわかります。
- 次の受診時に指標の再検査を依頼し、基準となる数値と比べてください。病気がまだコントロールされているかを知る方法は、これしかありません。
- 摂取経路として喫煙は避けてください。 治療と並行して長期間使うと、肺への害が積み重なります。
- 体調はよく感じるのに指標が悪くなっている場合は、すぐに専門医に伝えてください。 これが第5節で説明した「覆い隠し」のパターンです。
ディスカッション: IBDや関節リウマチがあり、治療と併用してカンナビノイドを使ったことがある方は、ぜひ下で経験を共有してください。専門医はどの検査を、どのくらいの頻度で確認し続けましたか。結果はどうでしたか。この記事についての質問も、このトピックで歓迎します。
この記事は、Asiannabis Communityによる医療用大麻の教育シリーズの一つです。一般的な情報であり、医療上の助言ではありません。免疫抑制薬、生物学的製剤、疾患修飾性抗リウマチ薬は、専門医の指示がない限り、決して減らしたりやめたりしないでください。
参考文献
- Naftaliら。潰瘍性大腸炎におけるTHCを多く含む大麻たばこの無作為化プラセボ対照試験。PLOS ONE、2021年。
- Naftaliら。クローン病におけるCBDを多く含む大麻オイルの無作為化プラセボ対照試験。Journal of Crohn’s and Colitis、2021年。
- Naftaliら。クローン病における大麻喫煙のパイロット試験。Clinical Gastroenterology and Hepatology、2013年。
- Naftaliら。クローン病患者30人における大麻の後ろ向き研究。Israel Medical Association Journal、2011年。
- Lalら。トロントのIBD患者における大麻使用の調査。European Journal of Gastroenterology & Hepatology、2011年。
- Storrら。カルガリーのIBD患者313人の調査。Inflammatory Bowel Diseases、2014年。
- Blakeら。関節リウマチにおけるナビキシモルスの予備的試験。Rheumatology、2006年。
- Velaら。手の変形性関節症と乾癬性関節炎における合成CBD。Pain、2022年。
- Malfaitら。マウスのコラーゲン誘発関節炎におけるCBD。PNAS、2000年。
- Zurierら。ラットのアジュバント関節炎におけるアジュレミック酸。Arthritis & Rheumatism、1998年。
- 全身性強皮症(2020年)と皮膚筋炎(2021年)におけるレナバサム(lenabasum、アジュレミック酸)の第3相試験(原文記事での引用による)。