1950年代、チェコスロバキアの研究者たちが、大麻の抽出物に細菌を殺す作用があると報告しました。2008年には、イタリアとイギリスの化学者が実験室での試験でこれを確かめました。大麻の有効成分であるカンナビノイドが、MRSAを強く殺したのです。MRSAは、多くの標準的な抗生物質が効かないブドウ球菌です。2008年以降、この効果はマウスと、ヒトを対象とした初期の臨床試験で調べられてきました。それから18年がたちますが、カンナビノイドの抗生物質を承認した国はまだ一つもありません。この記事では、研究の流れを順に説明し、医薬品にならない具体的な理由も紹介します。
最初にお読みください。 以下はすべて実験室での研究と初期段階の臨床試験の話です。どの感染症の治療法でもありません。抗菌薬として承認されたカンナビノイドは、世界のどこにもありません。細菌感染症には、医師の診断と適切な抗生物質が必要です。タイでは、大麻の花穂は規制ハーブです。調剤できるのはPT 33処方箋がある場合だけです。
読む前に知っておきたい2つの用語
MRSAと薬剤耐性菌
Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)は、どこにでもいる細菌です。健康な人の中にも、病気にならないまま鼻の中にこの菌を持っている人がいます。一方で、皮膚や傷口、体の深い組織に感染することもあります。
MRSAは、methicillin-resistant Staphylococcus aureus(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の略です。この菌は、メチシリンが属するグループの抗生物質全体に耐性を持っています。メチシリンはペニシリン系(βラクタム系)の抗生物質で、MRSAにはこの系統のほぼすべての薬が効きません。そのため治療が難しくなります。医師が最初に選んだ抗生物質が効かないこともあり、残る選択肢も多くありません。MRSAは重い感染症を起こし、ときには命にかかわります。今も世界中で、薬剤耐性感染症の主な原因の一つです。
だからこそ、大麻の研究結果は注目されました。既存の抗生物質と違う仕組みでMRSAを殺す化合物なら、MRSAの耐性が邪魔にならないからです。
グラム陽性菌とグラム陰性菌
微生物学者は、グラム染色という色で見分ける検査を使い、ほとんどの細菌を2つのグループに分けます。グラム陽性菌は細胞壁が厚く、外膜がありません。グラム陰性菌は細胞壁が薄い代わりに外膜をもう1枚持っており、この膜が多くの物質の侵入を防ぎます。そのため、グラム陽性菌を殺す化合物の多くは、グラム陰性菌には効きません。
この記事に出てくる細菌を、グループごとにまとめました。
| グループ | この記事に出てくる細菌 |
|---|---|
| グラム陽性菌 | 黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus(MRSAを含む)、肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae、ディフィシル菌 Clostridioides difficile |
| グラム陰性菌 | 大腸菌 Escherichia coli(E. coli)、シュードモナス属 Pseudomonas(緑膿菌など)、淋菌 Neisseria gonorrhoeae、髄膜炎菌 N. meningitidis、モラクセラ・カタラーリス Moraxella catarrhalis、レジオネラ菌 Legionella pneumophila |
第3章で見るように、カンナビノイドの結果もこのパターンどおりでした。投稿やラベルに「細菌を殺す」とあったら、どの細菌に対して、どんな試験での結果かを確認してください。
1. 最初の研究:1950年代、チェコスロバキアのオロモウツ
研究の始まりは、現在のチェコ共和国にある大学都市オロモウツです。Jan Kabelík、Zdeněk Krejčí、František Šantavýの3人の研究者が、3,000種を超える植物を対象に、細菌を殺す物質を探しました。その中で効果が見つかった植物の一つが大麻でした。
最初の結果は、1952年にチェコの医学誌 Lékařské listy に発表されました。続く結果は、1955年にオロモウツの大学が出した学会論文集と、ドイツの学術誌 Die Pharmazie(1957〜1959年)に掲載されています。1960年には、国連の学術誌 Bulletin on Narcotics で研究全体が英語でまとめられました。この論文には、抗菌物質を取り出した方法、細菌を使った実験、患者の治療で観察したことが書かれています。
その後、ウイルスを対象にした研究も行われました。1980年、BlevinsとDumicが Journal of General Virology に論文を発表しています。THC(テトラヒドロカンナビノール。酩酊作用のある主なカンナビノイド)が、細胞培養で単純ヘルペスウイルス1型と2型の増殖を止めたという内容です。細胞培養とは、ヒトや動物の細胞を実験用の皿で育てたものです。ただし、THCとヘルペスウイルスを調べたその後の研究は、必ずしもこの結果と一致していません。
ここからできること: 誰かが「昔の研究」を持ち出したら、発表年と試験の種類(実験皿、動物、ヒト)を確認しましょう。1950年代の研究は、主に実験室での研究と治療の報告です。現代の研究は第3章で紹介します。
2. 2008年の確認
2008年、イタリアとイギリスの研究チームが Journal of Natural Products に研究を発表しました。筆頭著者はAppendino、第2著者はGibbonsです(文献の詳細は末尾)。チームは主要なカンナビノイド5種類を、実験室で複数のMRSA株に対して試しました。
5種類すべてがMRSAに強い活性を示しました。 従来の抗生物質が効かない菌株であるにもかかわらずです。著者らは、作用があまりに強いことから、細菌を殺す特定の仕組みがあるはずだと述べています。ただし、その仕組みが何かは突き止めていません。その後の研究(第3章)では、カンナビノイドは主に細菌の細胞膜、つまり細胞のいちばん外側の膜に作用すると考えられています。
注目された理由はここにあります。MRSAは、ある系統の薬全体に耐性があることで定義される菌です。その耐性が及ばない仕組みで殺せる化合物なら、抗生物質の選択肢が一つ増えるだけでは済みません。新しいタイプの治療になる可能性があります。
大麻のクリームという考えは、論文ではなく報道から生まれました。2008年9月のニュースは、研究者の話として、治らない皮膚感染症に使う大麻由来のクリームが開発できるかもしれないと伝えました。Appendinoは MIT Technology Review の取材に、いちばん現実的なのはカンナビノイドを潰瘍や傷口の皮膚に塗る使い方だと答えています。
ここからできること: 「大麻クリームがMRSAを殺す」という記事を見たら、話の出どころを思い出してください。実験室の研究を伝えたニュースであって、試験を経た製品ではありません。
3. 2008〜2026年:実験皿からマウス、初期のヒト臨床試験へ
承認されたカンナビノイドの抗菌薬は、今もありません。 ただし、この考えが放っておかれたわけではありません。2008年以降、動物実験や、ヒトを対象とした初期の臨床試験が行われてきました。「初期」とは、安全かどうか、そもそも効果があるかどうかを確かめる小規模な試験という意味です。
- マクマスター大学(カナダ)、2020年。 Farhaらが ACS Infectious Diseases に発表しました。18種類のカンナビノイドをMRSAに対して試したところ、酩酊作用のないカンナビゲロール(CBG)がいちばんよく効きました。CBGは、バイオフィルムと「パーシスター」細胞にも効きました。バイオフィルムとは、細菌が身を守るために作るぬるぬるした膜です。パーシスター細胞とは、休眠状態になって抗生物質を生き延びる細菌です。CBGは細菌の膜に作用するとみられ、MRSAに感染させたマウスの感染を治しました。一方で著者らは、CBGがヒト自身の細胞にも毒性を示すという問題を指摘しています。そのため、効果があって害のない用量の幅は狭いかもしれません。
- クイーンズランド大学(オーストラリア)、2021年。 Blaskovichらが Communications Biology に発表しました。使ったのは合成CBDです。CBD(カンナビジオール)は酩酊作用のない主なカンナビノイドで、ここでは植物から抽出せず実験室で合成したものを使いました。合成CBDは、MRSA、Streptococcus pneumoniae、Clostridioides difficile を含む20種類以上のグラム陽性菌に効きました。グラム陰性菌でも、一部は殺せました。Neisseria gonorrhoeae(淋病の原因菌)、N. meningitidis、Moraxella catarrhalis、Legionella pneumophila です。E. coli や Pseudomonas など、大半のグラム陰性菌には効きませんでした。
- 皮膚に感染させたマウスでは、5%のCBD製剤を皮膚に塗ると、有効成分を含まない基剤より細菌数が減りました。ただし、皮膚感染症によく使われる抗生物質軟膏である標準的な2%ムピロシン軟膏よりは効果が弱い結果でした。
- 口から与えても注射しても、CBDは深部のMRSA感染には効きませんでした。著者らは、全身への効果がないことをCBD最大の弱点と呼んでいます。
- BTX 1801、Botanix(鼻の中に塗る合成CBD)。 Botanix Pharmaceuticalsは、オーストラリアの小さな製薬会社です。同社は2021年2月、第2a相試験の結果を発表しました。第2a相とは、ヒトを対象とした初期の小規模な試験です。試験はランダム化・二重盲検・基剤対照で行われました。わかりやすく言うと、参加者は無作為に割り振られ、本人も研究者も誰が製品を使ったかを知りませんでした。比較群には、CBDを含まない同じ基剤が使われました。
- 参加者は、鼻の中に S. aureus を持っている健康な人たちでした。
- 同社によると、軟膏とジェルは安全で、副作用も問題になりませんでした。7日目までに、参加者の最大約4分の3で菌が消えたと報告しています。28日目には、効果はほぼ消えていました。
- これらは企業自身が報告した結果です。
- アメリカ食品医薬品局(FDA)は、この開発計画に適格感染症製品(QIDP:Qualified Infectious Disease Product)の指定を与えました。重い感染症に対して開発中の薬に与えられる、アメリカの制度です。指定を受けると、アメリカ市場での独占販売期間が5年延び、FDAの迅速審査も受けられるようになります。
- 血液透析を受けている患者を対象に、第2b相試験が計画されていました。腎臓が働かなくなり、機械で血液をろ過している患者です。この試験の結果は、公表されたものが見つかっていません。
- BTX 1503、Botanix(にきび向けに皮膚に塗る合成CBD)。 中等度から重度のにきびがある患者368人を対象にした第2相試験の結果が、2019年10月に発表されました。アメリカの臨床試験登録サイトClinicalTrials.govでの登録番号はNCT03573518です。試験は主要評価項目を達成できませんでした。主要評価項目とは、その試験でいちばん確かめたい結果のことで、ここでは12週の時点で炎症のあるにきびが減ることでした。にきびには、細菌、炎症、皮脂の分泌が同時に関わっています。そのため、この試験は抗菌効果だけを調べたものではありませんでした。
現状をまとめます。カンナビノイドを皮膚や鼻の中に塗るという考えは、初期の臨床試験で試されています。結果はまちまちで、承認された製品はまだありません。製品が出ないのには具体的な原因があり、誰かが隠しているからではありません。原因を以下に挙げます。
製品がまだない理由:5つの具体的な原因
1. 現実的に効くのは体の表面だけ。 細菌を殺せるだけの濃度を体の中で保つのは難しいのです。さらにCBDは、血液中のたんぱく質と強く結びつきます。Blaskovichのグループは、口から与えても注射しても効かなかったのはこのためだろうと述べています。「皿の上では効くのに、血液の中では効かない」という同じ問題は、がんのトピックでも取り上げています。血液を通して効く必要がある抗生物質にとって、これは大きな壁です。皮膚や鼻の中なら、菌のいる場所に直接薬を塗れます。臨床試験がまさにそこを狙ってきたのは、このためです。
2. 使える製剤を作るのが難しい。 カンナビノイドは脂肪や油にはよく溶けますが、水にはほとんど溶けません。医薬品には、安定して効果のある濃度で、皮膚の適切な深さまで届くことが求められます。保管している間も、効果を保たなければなりません。これは製剤づくりの現実的な課題です。
3. 安全な量と有害な量の差が小さい。 CBGの研究では、細菌の膜を壊す作用がヒトの細胞も傷つけうることがわかりました。効果があって安全でもある用量の幅は、狭いかもしれません。
4. 耐性はいずれ生まれる。 初期の研究では、細菌はカンナビノイドに耐性を持ちにくいとされていました。しかし細菌は、最後にはどんな薬にも適応します。新しい仕組みの薬は耐性の出現を遅らせますが、防ぐことはできません。
5. 抗生物質は利益が出にくい。 これが最大の壁ですが、あまり語られません。新しい抗生物質は使用が控えられ、使っても短期間で、ほかの薬が効かないときのために温存されることも多いのです。毎日一生飲み続ける薬に比べると、売上ははるかに小さくなります。そのため、多くの大手製薬会社が抗生物質の開発から撤退しました。上で紹介したカンナビノイドの研究も、進めたのは大学の研究グループと小さな企業1社です。今では、新しい抗菌薬の多くがこのような形で開発されています。進みは遅く、承認まで届かないことも珍しくありません。
ここからできること: 「大麻は感染症を治せるのに握りつぶされている」という投稿を見たら、この5つの理由と照らし合わせてください。陰謀論を持ち出さなくても、製品がない理由は説明できます。
4. 本当の医薬品になるために必要なこと
必要な材料の多くは、すでにそろっています。皮膚や鼻の中に使うという用途、成分の決まった合成製剤、そしてヒトでの初期データです。足りないのは、お金のかかる部分です。患者で治療効果を示す、より大規模な対照試験を行い、その後に医薬品規制当局の承認を得る必要があります。
いちばん有望な対象は、これまでと同じです。
- 治らない皮膚感染症。
- 感染リスクの高い患者の鼻の中にいる S. aureus を取り除くこと。
どちらも薬を体の表面に塗るので、血液中の濃度の問題は関係ありません。また、どちらの場面でもMRSAは実際に問題になっています。
成功すれば、生まれるのは成分の決まったカンナビノイド1種類を一定濃度で含む、承認された医薬品です。医師が特定の病気に対して処方する薬になります。大麻そのものではなく、自宅で作ることもできません。カンナビノイドの医薬品が実際にこの道のりを最後まで進んだ例は、てんかんのトピックで紹介しています。
ここからできること: 今、抗菌効果をうたって売られている大麻製品は、この医薬品ではありません。そのような製品で承認されたものは一つもありません。
5. 実践的な注意:皮膚の感染症と自家製の製剤
この章は、科学の話より大切です。
よくならない皮膚の感染症は、医師に診てもらってください。 蜂窩織炎(皮膚の下に広がる感染)、膿瘍(膿がたまったもの)、感染した傷は、治療しなければ悪化します。特にMRSAは重い感染症を起こし、ときには命にかかわります。抗生物質は、早く始めるほどよく効きます。
規制を受けていない大麻製剤を、傷のある皮膚に塗らないでください。 規制外の大麻には、カビや細菌に汚染されているリスクがあることが報告されています。開いた傷に塗れば、菌を減らすどころか持ち込むことになります。自家製のバームについての質問は、外用大麻のトピックでどうぞ。
実験皿で効いても、皮膚に塗って効くとは限りません。 皿の中では、化合物が細菌に直接触れます。患者の体では、皮膚、膿、バイオフィルム、血液中のたんぱく質を通り抜けて、適切な深さまで届かなければなりません。2021年のマウスの研究がその例です。皮膚に塗ったCBDは効きましたが、標準的な抗生物質軟膏には及びませんでした。
訳者注:タイの気候は、このリスクをさらに高めます。雨季の湿気で、乾燥中の花穂にはカビが生えやすくなります。30〜35 °Cで保管した花穂やオイルは傷みが早く、停電でエアコンが止まればなおさらです。自家製のバームは、こうした汚染をそのまま傷口に持ち込みかねません。大麻の花穂に生えるカビと、カビが残す毒素については、大麻の花穂のカビ毒(マイコトキシン)をご覧ください。傷が赤い、熱をもっている、腫れている、膿が出ている場合は、病院かクリニックに行ってください。すでに何かを塗った場合は、そのことを医師に伝えてください。
6. 歴史からの教訓
大麻は約100年にわたり、欧米の薬局方(国が定めた公式の医薬品集)に載っていました。非常に幅広い症状に使われていましたが、現代の基準で効果が確かめられた用途はほとんどありません。
そうした用途の中には、おそらく本当に効いていたものもあり、抗菌作用もその一つかもしれません。2008年の研究とその後の研究からは、実験室で見られた活性は本物だと考えられます。あの時代の本当の損失は、大麻が多くの症状に使われながら、どれ一つきちんと研究されなかったことです。そのため禁止されたときに、守るための証拠がなく、あったのは伝統だけでした。
今、この研究の状況は以前よりはっきりしています。初期の臨床試験で試されたものの、承認された製品はまだありません。進まない原因は陰謀ではなく、薬理学とお金の問題です。不満を言うなら、「握りつぶされている」よりこちらのほうが正確です。
ここからできること: 医療用途についての情報を共有するときは、証拠の種類(実験皿、動物、初期の臨床試験、承認済みの医薬品)も一緒に書きましょう。弱い証拠の見分け方は、個人の体験談が医学的証拠にならない理由で説明しています。
7. タイでは
大麻の花穂は、保健省告示「規制ハーブ(大麻)」仏暦2568年によって規制ハーブに指定されています。この告示はタイ伝統医療知識保護振興法 仏暦2542年(1999年)に基づいて出され、2025年6月26日から施行されています。
- 花穂を販売できるのは、権限のある医療従事者が発行したPT 33(ภ.ท.33)処方箋がある場合だけです。
- 処方箋1枚で認められるのは、30日分までです。
- 花穂の広告とオンライン販売は禁止されています。
タイでも、ほかのどの国でも、大麻を抗菌目的で使うことは承認されていません。
訳者注(栽培者とライセンス保有者の方へ):この研究が栽培者に新しい市場をもたらすのは、まだ先の話です。臨床試験で使われたのは植物の抽出物ではなく、合成CBDでした。今できるのは、次のような実務的なことです。
- 花穂や花穂製品について、抗菌効果をうたったり、そうした話を広めたりしないでください。 花穂の広告は禁止されています。健康への効果について書く前に、投稿してよいこと・いけないことを確認しましょう。
- 適切なライセンスなしに、花穂から自家製の製剤を作ったり売ったりしないでください。 1999年の法律では、規制ハーブの研究・販売・加工にライセンスが必要です(第46条)。ライセンスなしで行うと、1年以下の懲役もしくは20,000バーツ以下の罰金、またはその両方が科されます(第78条)。
- 研究グループから連絡があったときのために、抽出物のルールを知っておきましょう。 2026年4月26日施行の大麻又はヘンプ抽出物に関する省令 仏暦2569年では、THCが0.2%を超える抽出物のライセンスを受けられるのは3種類の申請者だけです。外国人事業法 仏暦2542年でいう「外国人」に当たらないタイの法人、国の機関、タイ赤十字社です。花穂のライセンス基準も、2026年4月30日施行の規制ハーブに関する省令(第2号)仏暦2569年で厳しくなりました。
- 花穂を清潔に保ち、検査を受けましょう。 第5章で説明した汚染リスクは、買い手や研究者が検査で確認する項目そのものです。検査報告書の読み方は、大麻の分析証明書(COA)の読み方で学べます。
大麻管理法案は、まだ法律になっていません。内閣は2026年9月22日に法案を承認し、下院に提出しました。
下で話し合いましょう
まだ答えの出ていない点が2つあります。1つは、東南アジアで皮膚や鼻に使うカンナビノイドの抗菌薬を研究しているグループがあるかどうか。もう1つは、初期の臨床試験から新しい結果が出ているかどうかです。この地域は大麻を栽培していて、MRSAの深刻な問題も抱えています。この研究に取り組む理由は十分にあります。微生物学や皮膚科の仕事をしている方、この地域で発表された研究をご存じの方は、このトピックの下に文献を投稿してください。
これは一般的な教育情報であり、医学的な助言ではありません。感染症が疑われる場合は、医師の診察と適切な抗生物質が必要です。
参考文献
- Kabelík J, Krejčí Z, Šantavý F. 最初の結果は Lékařské listy(1952年)、続く結果は1955年のオロモウツの大学の学会論文集および Die Pharmazie(1957〜1959年)に掲載。
- Kabelík J, Krejčí Z, Šantavý F. “Cannabis as a medicament.” Bulletin on Narcotics 1960; 12(3): 5–23(国連薬物犯罪事務所)。
- Blevins RD, Dumic MP. Journal of General Virology 1980; 49: 427–431(細胞培養でのTHCと単純ヘルペスウイルス1型・2型)。
- Appendino G, Gibbons S, et al. “Antibacterial cannabinoids from Cannabis sativa: a structure–activity study.” Journal of Natural Products 2008; 71(8): 1427–1430.
- 2008年9月の報道。MIT Technology Review を含む(治りにくい皮膚感染症、潰瘍、傷に使う大麻由来クリームについての研究者のコメント)。
- Farha MA, et al. ACS Infectious Diseases 2020(マクマスター大学。MRSAに対する18種類のカンナビノイド、CBG)。
- Blaskovich MAT, et al. Communications Biology 2021(クイーンズランド大学。グラム陽性菌と一部のグラム陰性菌に対する合成CBD、マウスの皮膚感染モデルと全身感染モデル)。
- Botanix. BTX 1801 鼻腔の S. aureus 保菌に関する第2a相試験、企業発表の結果、2021年2月。
- Botanix. BTX 1503 にきびの第2相試験、NCT03573518、2019年10月に結果発表。