グロールームの設計とセットアップ:スペース、気流、HVAC(空調換気設備)、レイアウト

植物の周囲に構築する空間、すなわち部屋のレイアウト方法、室内の空気の動き、暖房・冷房設備が対応すべき負荷の算定方法、そして設計図上では安価に見えても壁を施工した後に高額な修正費用が発生してしまう設計判断について解説します。

テント栽培、密閉型ルーム、改修建築物のいずれにおいても、制約条件はそれぞれ異なりますが、作業の進め順は同一です。まず気密外皮と断熱処理を行い、次に床面積ではなく実際の熱負荷および水分負荷に基づいて気候制御設備をサイズ選定します。その上で照明の配置、養液灌漑の設計、そしてこれらすべての負荷を安全に供給できる電気設備を決定します。

後から改修が必要となる主な原因は、2つの設計ミスに集約されます。1つ目は、除湿能力の試算において植物が蒸散する水分量ではなく室内容積を基準にしてしまった結果、能力不足に陥るケースです。特に熱帯地域の構造物においては蒸散量が非常に大きな数値になります。2つ目は、外部との換気とは別に、キャノピー(葉群)内部における空気の循環計画を怠るケースです。これが適切になされているかどうかが、室内全体を均一に保てるか、中央部にカビの発生エリアを作ってしまうかの違いを生みます。

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